B型の作業 誰でもできるように

就労継続支援B型の作業 誰でもできるようにこんな工夫してます!

KAN開発食品センターで、現在ヘルメット出荷作業を担当しています木下です。

別の名を治具作りの魔術師とも呼ばれています。

「治具」とは、英語の”jig”に(ジグ)に由来する当て字で、工作物を固定し位置決めをすることで仕上がりを統一させ効率をよくする道具のこと。かんたんに言うと、誰でも作業がしやすくなるお助けアイテム!

ヘルメット作業では、手作業が主な作業になるのですが、指先を使う作業で慣れるまでは「手が痛い」と言う方が何人かみえました。

そこで今までの作業経験(金属工場勤務)からその作業を楽に出来ないか検討し治具を考えました。

【例①】フック入れ作業治具(フォークを改造)

今まで出来なかった方や、フックを4箇所入れる作業を続けると、人によりますが指先が痛くなり作業が続けられない方がみえました。

治具を使うと簡単に入られるようになりました。(コツはいりますがサクサク入れている方が増えました)

【例②】バンド入れ作業治具(金属結束バンドを改造)

プラスチックベルト組み込み作業で指先の力が必要で爪や指先が痛くなります。

しかし、治具を部材に入れ込み上から押さえて治具を抜くと指先も痛くなることなく完成!
左にフォークを改造した治具、右側に結束バンドを改造した治具の写真
写真の治具の使い方は見学に来ていただいて実際に体験してください!

また、その他にも・・・

【例③】 パン缶印字機械の課題があり、位置ずれ不良が発生する

位置ずれ防止ガイドを作成し取り付けた。

パン缶を誰が載せても同じ位置に印字ができるようになり、不良が無くなりました。
位置ずれ防止ガイドを取り付けた作業場の写真

得意なことをのばし、苦手なことは治具を使ってできるように

これからも利用者さんと一緒に作業に取り組んでいきます!